東京23区内におけるポスティング配布エリアは
配布部数が最も多く多いのが練馬区の302,900部で料金が1,060,150円であり、次点が大田区の283,600部で料金が992,600円となります。東京23区で最も配布部数が少ないとされるのが千代田区の35,600部で料金が124,600円です。この配布部数はポストに届くチラシ数の目安であり、総世帯数の6~7割程度に届くようになります。
このように東京都23区の配布エリアによって部数と料金は異なってきますが、東京都におけるポスティングの料金相場としてはチラシ単価で1枚あたり5円の換算です。
1枚5円程度になると、10,000枚のチラシ配布をしようと考えているならばかかる費用は約5万円であり、30,000枚のチラシ配布となると15万円程度かかります。一般的に配布されるチラシの部数は、1~6万枚程度といわれているのでだいたいかかる費用は約3~30万円以内に抑えることができることがわかります。
またポスティング配布において、集合住宅や戸建てに絞って配布をする場合には料金が異なってくるので相場などを把握しておくことが大切です。一般的に集合住宅に絞る場合には1枚あたり4円からとなり、戸建ての場合は1枚あたり7円からとなり効率よく配布することが可能である集合住宅ほど一枚あたりの料金を抑えることができる特徴を持っています。
実際に東京23区内で、最も配布部数が多くなる練馬区全域では集合住宅に絞る場合には1枚あたり4.0円で部数は151,650部で、料金は606,600円なのに対し、戸建ての場合は1枚あたり7円で部数は77,690部で543,830円ほどかかることになります。
実際に東京23区配布エリアに対してポスティングを依頼するとなると、まとまった費用が発生するため少しでも安く抑えたいと考える方は多いです。そこで料金を安くする対策として取り入れたいのが、配布期間を長くして余裕を持たせることがポイントです。
配布期間を一週間など短く設定してしまうと1枚あたりの相場は4.5円なのに対して、2週間に延長をすると4円、1ヶ月まで延長することができれば3.5円と安く抑えることが可能です。一般的にポスティングを行う目的は期間限定のキャンペーンを知らせるチラシの配布にありますが、もし緊急ではない場合配布期間に余裕を持って依頼をすることが大切です。
また配布部数は少ないよりも多くすることによって多くの業者では割引対応をしてくれることが多いです。実際に数千枚の依頼をするよりも、10万枚単位で依頼をした方が安く大量に配布することができるので結果的に安く抑えることができるメリットを持っています。他にはチラシのサイズを小さくしたり、印刷面は両面よりも片面にすることで安くすることも可能です。
サイズを小さくする方法は限られたスペースで情報を掲載する必要がありますが、サイズが小さくなるほど料金を抑えることができます。例えばB4サイズのものからA4サイズに小さく発注すれば、配布員の負担も減らすことができるので料金も抑えられます。そして印刷面を片面だけにする方法や、チラシを片面にしてその裏面は他業者の広告にするなどコラボレーションポスティングを取り入れることで、実際にかかる料金が1枚2円程度に抑えることができるので非常にお得です。
また小規模事業者持続化補助金を使うという方法もあり、費用の一部を国からの補助金で充当することにより本来かかるはずだった広告費用を1/3程度に抑えることができるようになります。小規模ビジネスの場合には広告費にお金が割けないケースも多いので、最大50万円まで補助してもらえるこの仕組は非常に便利です。